いかに単純に落とし込むかが理解への近道

「音楽って難しそうだな、ジャズなんてチンプンカンプン」
初心者ならそう思って当然です。

ここで上から目線で専門用語を並べて説明しても大半の人は理解できず、逆に音楽アレルギーになってしまうかもしれません。

当教室のレッスンは極力難しい用語は使わずに「いかに単純に落とし込むか」を念頭に置いています。

ジャズを始めるにあたってまず理解が必要なのはスイングビートであり、これはボーカルを含めすべてのパートに関わる共通言語のようなものです。

音符の読めない人にいくら音符で説明しても意味がない。
最初は音や言葉で理解できれば良いのです。
「インチーキ・インチーキ・インチーキ・・・」
昔からスイングビートを揶揄するような表現で使われる言葉ですが最初はこれで十分です。

次にこのビートにどうやってのっかるか?
長縄跳びのように入るタイミングが大切で、つまりカウントが大切です。
とかく日本人のカウントの取り方は「いっせーのーせー」「さんハイ」となりがちです。
ァワン!ァツー!ァスリー・・・と取るのがアメリカ人の常識です。

実際に言葉に出しながら両者を比べてみてください。
日本式は拍のアタマばかりが強調されて体が前のめりになる。
一方アメリカ式は拍アタマの直前に16分音符のァを入れることで跳ねるようなスピード感が出て、実際のアタマであるワンのときに体の重心は上に向かいます
おまけにアフタービートも強く(!)感じるのではないでしょうか。

アフタービートとは拍と拍との間のポイントで日本語では裏拍と呼ばれます。
ジャズ以外のロックやポップスでも大切な要素ですが苦手な人も多いようです。
とくに16分裏が難しいのではないのでしょうか。

16分裏は2種類あります。
4分音符を二等分してできたポイントをさらに二等分する。
つまり真ん中より前の1/4と真ん中より後ろの3/4のポイントです。

難しいかもしれませんが言葉に置き換えれば簡単です。カッコ内がそれぞれ16裏となるポイントです。
1/4=スキップ(キ) 3/4=サックス(ク)
人によっては「い・に・・・」というように説明することもあるようですが
「スップ」「サッス」のほうが単純でリズムを感じませんか?

音楽やリズムは難しく考えて理屈でするものではなく、楽しく体で感じるものだと思います。
そのためには身近な言葉でいかに単純に落とし込むか?が大切で、理解への近道であり継続の秘訣となると思います。
生徒さんを挫折させないために、またアレルギーを感じてトラウマになっているような人にも「なんだ!それだけのことか!」と感じてもっともっと音楽を好きになってもらいたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です