悩んだら基本にかえる
音楽に限らず仕事でもなんでも「壁」みたいなものにぶつかることがよくありますね。
若い人の歌詞の世界では壁が大好きなようで、乗り越えることで新しい景色が見えるそうだ。
新しいことにチャレンジしたり、高い目標をクリアしようとして努力することは否定しません。
しかし方法論には疑問符が多く、精神論にすりかわっている気がします。
よく聞く「自分さがしの旅」みたいなことを実行したとしても、あまり意味はありません。
また一発逆転ををねらって冒険するのも99%は失敗に終わります。
麻雀で役満を狙うのはよほど余裕があるときか、または本当に後がない場合にすべきです。
悩んだとき、行き詰ったときこそ基本にかえる、これが大切だと思います。ピンフ・タンヤオですよ。
基本があってこその応用、これは普遍的な事実であり基本に忠実なことは恥ずかしいことではありません。
むしろ基本なしに応用ばかりのほうがカッコ悪い。そして基本はどんなシーンでも通用する超便利ツールでもあります。
悩みやスランプを抱えている状態というのは成功体験が不足しているといえます。
こんなときこそ基本にかえりリセット・リラックスすることが必要です。
これができた上でチャレンジすれば新しい景色が見えてくるのではないでしょうか。
自分の原点であるような音楽を聴きなおしてみる、ドラマーならルーディメンツを大切にやってみるなど、まずは自分を振り返ること。
私自身、日々の練習においても基礎練習から始めて「よし大丈夫!」となってから取り組むよう心がけています。
あと上達へのお手軽な近道なんてありません。あるとすれば基本こそが一番の近道だと思います。

