シンプルなメロディ構成
簡単なメロディ構成だけでも大ヒットした曲は多い
1980年の最大のヒット曲はダンシングオールナイト(もんた&ブラザーズ)
1981年はルビーの指環(寺尾聰)
いずれもA・Bのふたつのメロディパートしかありません。
ルビーの指環なんかサビすらない曲かもしれません。
(背中をまるめながら~の部分は単なるBメロと考える)
今とは時代が違いますが、こんなシンプルなメロディ構成でも後世に歌い継がれている曲はたくさんあります。
我が良き友よ(かまやつひろし)ギザギザハートの子守唄(チェッカーズ)などは、ABをきっちりと分割しつつ両方ともサビと思えるようなキャッチーなメロディだと思います。
そして何度も繰り返したくなる。
もっとシンプルにAメロだけ!という曲もあります。
幸せなら手をたたこう(坂本九)
ぼくたちの失敗 (森田童子)
これらは8小節で作られたメロディが繰り返されるだけだが、不思議と飽きませんね。
もっとシンプルに4小節という曲もあります。
夕陽を追いかけて(チューリップ)
これだけのメロディで曲を完成させているのは才能だと思います。
今のところこの曲に匹敵する4小節の曲はRastaman Chant(ボブ・マーリー)くらいしか思いつきません。
最近のJポップでは複雑な構成、派手なアレンジ、転調などを盛り込むことが主流ですが、こうしたシンプルな構成にすることは逆にチャレンジだと思います。
*アイキャッチ画像はもんた&ブラザーズのマーティ・ブレーシーです

