上達のための何気ない話 その3
アフタービート
拍と拍との間の点でウラ拍とも呼ばれます。
4分音符を半分にした中間地点が8分ウラ、さらにこれを半分にした16分ウラというのもあります。
(二種類あり音で表記するならタタッタもしくはタッタタ)
レゲェやスカなどはこのウラ拍を強調した音楽でス・チャ・ス・チャのチャの位置がいわゆるウラってやつですね。
しかし一般的にアフタービートは音として存在していない場合が多いので、感じるための訓練が必要となります。
手で膝をタン・タン・・・と4分音符で打つとき、手があたるタイミングがオモテ、離れて上昇したときの頂点が8分ウラということです。
これをふまえながら青江三奈 「伊勢佐木町ブルース」のイントロ(アーン・アーン)を歌ってみてください。
これがまさにアフタービートです。
拍と拍の中間といいましたが、上級者になるとアフタービートの位置を微妙にずらしたりもします。
青江三奈も晩年は中間より前後にずらして「アーン」と歌っていましたが、この不均衡がなんともいえない味となるのです。
一昨年前に亡くなったドラマーの村上ポンタ秀一氏は、曲ごとにアフタービートの位置を微妙にずらしていたようですが、かなり独善的な解釈であったため常人には理解しづらいドラミングでした。
私個人も「さずがポンタさん!」と思う反面「なんじゃこりゃ?」と思うことも多かったです。
興味を持った方はぜひb laboへお越しください!オンラインレッスンもあります。


