王道コード進行(その1)

ロックでもジャズでもポップスでもフォークでも使われている超定番のコード進行というものがあります。
知っておくと便利ですし理論を学ぶきっかけとなります。オリジナルを作るうえでも役立ちますよ。

A Place In The Sun(スティーヴィ・ワンダー)

使用するコードは4つだけで同じ進行をずっと繰り返します。いわゆる循環コードというやつです。

オリジナルはC#キーですが説明がややこしいので半音下げてCのキーで説明します。

Dm→G7→C→A7

3つめのCからみるとDmは2度、G7は5度ですね。以前にも紹介したツー・ファイブというやつです。

4つめのA7はDmに戻るためのコードです。なんていいましたっけ?
ドミナントセブンですね。

どのキーでもきちんとコードを導きだせるように理論だてて覚えましょう。とくにギターの人は手の形でコードを覚えがちですから。

循環コードなのでずっと同じ繰り返しだけだと単調で飽きてしまいます。
ちょっとジャズっぽく変化をつけるためのワンポイントアドバイスします。

A7のコードのところでEm7(-5)をはさむとよい。
構成音はE・G・B♭・D

B♭は通常では登場しない音、つまりテンションノートですね。
もともとはA7のコードの部分ですからB♭の音はフラット9という関係性になります。わかりますかね?

整理するとDm→G7→C→Em7(-5)A7

ポイントとしてはEm7(-5)のコードをさりげないタイミングでいれること。そろそろ飽きてきたなとか、ここはグッと聴かせたいなんていう時に使うと効果的です。

ぜひお試しください。

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