タルカスとクラシックと上原ひろみ
いい音楽とは一体どんなものなのか?
「音楽のジャンルに上下はない」
「感性に響くか響かないか、刺さるか刺さらないか」
これだけだと思います。
クラシック>ジャズ>ポップスという図式で考えることは、視野や価値観が狭くなりフィーリングを鈍らせる。
その結果音楽と出会う機会の妨げになっていると思います。
だからいつも柔軟な思考でいるほうが楽しい。
先日レッスン後に生徒さんと変拍子の話をしていてELPのタルカスを一緒に聴きました。
ELPは1970年代前半に登場したイギリスのバンドです。
プログレッシブロックというジャンルに区別されますが、プログレとは進歩的・前衛的という意味です。
黒人のブルースから生まれたロックに西洋のクラシック要素を取り入れていて、組曲のような構成になっているものが多い。タルカスは20分を越える大曲です。
これを聴いて「訳がわからない、うるさい」と思う方もいるでしょうが、先ほども書いたようにクラシックの影響がかなり反映されています。その証拠に東京フィルハーモニー交響楽団でも演奏されていますのでぜひ聴き比べていただきたい。
これはもう完全にクラシックでしょう。私は日常的にクラシック音楽を聴きませんが惹きつけられます。
そしてクラシックの人たちがどんなアプローチをしているのか?と興味が湧いてきます。
「逆もまた真なり」ということでクラシックの人もロックに興味を持っていただけたら、世界が広がるようでなんだか嬉しくなります。
プログレッシブロックは近年のジャズにも影響しているようで上原ひろみさんはその代表格と思われます。
変拍子のリフレインで展開していく組曲のような構成はプログレそのものです。
広い視野と柔軟なフィーリングで音楽を聴くと楽しみが増えて豊かになりますね。
何かを感じたり興味を持ったことは関連付けて考えて歴史を紐解くように掘り下げてみてください。
そうすることで耳を鍛えることができて、必ずフィードバックされるはずです。

